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2010年10月 5日
SEOに於けるリンクの真意
よく電話がかかりませんか?
「クラスCアドレスで分散されたIPアドレス100個から、
しかもドメインもバラバラで御社サイトにリンクを張りますよ!
SEOに大変効果的です!!」 ってね。
また、「検索エンジンにばれないように、1・2週間かけて徐々にリンクを増やしますので
ご安心ください。」 と付け加える。
今、地方のWeb制作会社にはよくこういう電話が掛っているのではないでしょうか。
都市圏での効果が認められなくなって、地方に下り始めるのが一般的でしょう。
結論から言いますと、こういうサービスの利用は推奨しません。
理由は、リンクと言う行為の本来の意味を知ればおのずと分かります。
“サイトA から サイトB にリンクを張りました。” これを言い換えれば、
「サイトAは サイトBを 推薦した。」 と言うことになります。
何故推薦するのか?
「サイトAのWeb管理者、関与者などが、サイトBが優れていると感じたので、
他の人々にも見てもらいたい。問題解決に役立てて欲しい。」
「おススメですよ!」
という理由からリンクを張る訳です。 これが本来のリンクの姿です。
冒頭に書いたサービスに申し込むと、お金さえ払えば、
分散されたIPアドレス、個別ドメインサイトから
瞬時にリンクが張られますよね。
シュミレーションしてみましょう。 前提条件として、、。
・肝心なWebサイト上のコンテンツが発展途上で未成熟である。
・故に問題解決力がまだ低い=ユーザー満足度がまだまだ。
・上司から検索上位表示についてプレッシャーを掛けられている。早い結果が必要。
と言うことに。 次に。 はい、申し込みましたよ とします。
・その結果を検索エンジンから評価されました。
・狙っていたキーワードで上位表示が達成できました。
・結果を上司に報告。褒められました。
・アクセス数も飛躍的に向上しました。
良かった!?ですね。理想に現実を伴わせることが出来たようです。
と、 こんなに世の中は甘くはありません。
はい。 ここで、検索エンジンの登場。
「この1位にアルゴリズムから選ばれているサイト、
SERPs(検索結果画面)に戻ってくるユーザーが多いなぁ。
戻ってくる=満足が得られなかった可能性が高い。
ユーザーの満足が得られないサイトを上位表示していては、
検索サービスを提供している我々のイメージダウンにも影響を及ぼしかねない。
他社検索サービスにシェアを奪われたら存続危機に値する大損害だ。
このサイト、良く調べてみる必要がありそうだな。」
と、検索エンジンは捜査網を張り巡らしそのサイトを調べ上げます。
「 ん?
○月○日から、1週間の間リンクが1,000以上急激に増えている。
有り得ない増え方だ。 そんなメジャー企業のサイトでもないし。
この増え方、パターン、以前ペナルティーを与えた、あのサイトにそっくりだな。
より詳細に照合してみよう。
うん、間違いない。ペイドリンク(リンク購入行為)だ。
取りあえず(とか実際には無いと思いますが) TDP(トップダウンペナルティー)だ。
うん?待てよ…。このリンク元サイト、あの別のサイトにもリンクしているなぁ。
そのサイトもおそらくペイドリンクだろう。調べてみよう。」
実際には無機質で上記したような感情はなく機械的に処理されて行くでしょう。
さてさて、上位表示は“幻”となってしまいました…。
TDPという結果について、サービス提供元は一切の責任は負いません。
CP(コストパフォーマンス)はゼロ どころの話ではなく、
売上・業績ダウンも必至。 かなりのマイナスに…。
目も当てられないですね、、。
ペイドリンクが発覚して、他の同じサービスを受けた企業サイトも
芋づる式に見付かり、ぜぇーんぶペナルティーの対象となりますね。
なぜ、急激に被リンク数が増えると検索エンジンに怪しまれるのか?
シンプルです。 実社会に置き換えて考えればおのずと分かります。
・準備周到に何カ月か掛けて見ず知らずの1,000社のWeb担当者に会えた?としましょう。
・1,000社のWeb担当者にリンクを行う価値があるサイトだと判断される必要があります。
・1週間、7日間の間に偶然にも1,000社の発リンクが集中する。
細かく書けばこの他にも必要な偶然が有りますが、こんなことは有り得ませんよね。
少し例えが極端ではありますが、現実にはあり得ないことです。
気を付けてください。
もっと聞いてみたいと、興味を持って下さいましたか?
どうぞお気軽にお声掛けください。
お話を聞いて頂いた後に、「理に適っている」と感じて頂ける
ご説明とアドバイスをさせて頂きます。
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Kagawa Tsuyoshi
1973年 大分県生まれ。 高校卒業後、建設関連会社へ入社。 約10年勤務した後、『プレア・メディアミックス』を個人事業として2001年11月に設立。 お客様の信用度の更なる向上と事業の拡大に伴い、2006年11月に株式会社BSAを設立。現在に至る。