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2008年11月10日
障害者に働く喜びを 【カンブリア宮殿を見て】
【放送内容 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/081103.html より 】
不況にあえぐ中小企業にあって、社員の幸せを考えつづけている会社がある。
神奈川県川崎市にある「日本理化学工業」だ。
そこで働くのは知的障害者たち。この会社の従業員は74人のうち
54人が知的障害者だ。しかも重度の人が半数以上を占めている。
障害者の雇用を積極的に進める企業の中でも、草分け的な会社だ。
日本理化学工業が知的障害者を雇用することになったのは昭和34年。
養護学校の教師が卒業を控えた15歳の女子生徒の就職を
頼みにきたことから始まった。
「最初は同情からだった。しかし、彼らと共に働くうちに
彼らから教わることの方が多かった」
そう語るのが会長の大山泰弘(75歳)だ。
最初は2週間だけの研修として2人の少女を受け入れた大山だが、
一生懸命働く2人の姿に心を打たれ、次第に障害者を雇用するようになったという。
2008年11月3日放送
ゲスト:大山泰弘(おおやま・やすひろ)氏 日本理化学工業 会長
引用ここまで~
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放映中に当表題を象徴する、従業員さんへのインタビュー風景があった。
最初に採用が決まった2人のうちの1人。
満面の笑顔を浮かべながら、仕事が出来ることの喜びを語っていた。
なんと勤続52年のベテラン社員で、その回りにも勤続42年の方、
30年の方など勤続年数の長い方が多かった。
楽しくなければ、遣り甲斐無ければこんなに長く続けられないでしょうね。
とてもハツラツとした元気の良い従業員の皆様が印象的でした。
番組中、お坊さんから大山会長が受けた説法についての
エピソードが紹介されていた。
村上龍さんが、以下について大山社長に質問した。
●村上さん:
知的障害者の従業員の方々は、勤続年数が長いですよね。
毎日毎日、朝は満員電車に揺られ、昼間は作業に集中・没頭し、
夜もまた満員電車に揉みくちゃにされながら家路に着く。
なぜこんなに長く会社勤めが続けられていると思いますか?
■大山社長:
私もそこのところの理由がはっきり分からなくて、あるとき
由緒あるお寺のお坊さんに聞いてみたことがあるんですよ。
するとね、お坊さんから次のような説法をいただいたんです。
お坊さん:
大山さん、人の4大幸福をご存知か。
人により幸せを感じる場面は様々じゃが、それらは4つに分けられる。
1.人に愛されること
2.褒められること
3.人の役に立てたとき
4.人に必要とされること
上の2・3・4は、仕事をすることにより得られる幸せなんじゃな。
おたくの従業員さんが長く勤められる、毎日真面目に出てきて、
仕事に終始没頭する。
大山さんの会社は、従業員さんたちがその3つの幸福を
実体感できる会社なのじゃろう。
(内容は記憶を辿って書いたもので、若干内容が異なるかもしれません。)
大山会長の生き写し「日本理化学工業」。
「社員の幸せを考えつづける」を、貫く姿勢には脱帽で、
こんにちの成功は、偶然でなく必然と感じさせられた。
自分もかくありたい。
強い自分に成りたく。
良い番組で、勇気と元気を頂きました。
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人を繋げ
Kagawa Tsuyoshi
1973年 大分県生まれ。 高校卒業後、建設関連会社へ入社。 約10年勤務した後、『プレア・メディアミックス』を個人事業として2001年11月に設立。 お客様の信用度の更なる向上と事業の拡大に伴い、2006年11月に株式会社BSAを設立。現在に至る。