アディクション - 嗜癖 ( しへき )

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2007年7月24日

アディクション - 嗜癖 ( しへき )

適応的に振る舞おうとして、生きることに耐え難いほどの寂しさと空虚の感覚が生じ、その感覚からの「逃避」として生じるのが「嗜癖」です。

嗜癖の対象(アルコール、ギャンブルなど)がどのようなものであっても、それに熱中して他を顧（かえり）みないことが習慣化して次第にエスカレートし、やがて自分でコントロールができなくなります。

　
たとえばギャンブル依存症の人は、最初は自分の小遣いで競馬やパチンコなどを楽しむ程度だったでしょう。しかし、次第に負けることが多くなってきても、勝ったときの快感が忘れられなくなる。。。

　
勝ったときの快感を求めて次第にエスカレートしていきます。でも資金が続かなくなりますよね。

　
そこで、家族に隠れて預貯金に手をつけたりします。さらに親兄弟から借り、サラリーマン金融などに手を出し、気がついたときには借金漬け、自己破産などに陥ってしまいます。ギャンブルに勝つという快感によって現実生活の寂しさ、空虚感から逃避し、いつの間にか酔いしれ、欲望のコントロールができなくなってしまうのです。

　
こうしたさまざまな嗜癖の基底には人間関係の嗜癖(関係嗜癖)があり、基本形は「共依存」という依存・被依存の二者関係となるのです。

　
私と近しい関係にある人も実は「ギャンブル依存症」で、今日大分県の運営する「ハートコム（通称）」に一緒に相談しに行ってきました。。。

　
続きはまた次回・・・。